2008年6月の日記 連絡先(e-mail)
2008年5月の日記

ガーナの記録は、更新頻度が少ないのでザンビア版とは日付が逆になっています

20080601 クマシへ移動
 ホテルの水はこの朝も出たので一安心。昨日中に買っておいたパン、マーガリン、ジュースで朝食を食べた。10時のバスに乗るために、8時40分ころチェック・アウトした。IGさんが玄関で待っていてくれて荷物を持ってくれた。

 STCのターミナルに着いたが、荷物の重量チェックをしてくれる職員がまだ来ていなかったのでしばらく待った。窓口でボーッとしていると警備員が来て、座って待っていれば大丈夫だよと言ってくれた。

 荷物の料金を払い、タグ無事にもらうことができた。9時半前にクマシ行きのバスが入線した。IGさんは、今年8月のホリデイ・スクール打ち合わせのために、見送れなくてすみませんと言って移動していった。

 ボーディングのアナウンスの後、お客さんが乗車。満席ではなかった。10時ちょうどに発車した。(びっくりした)

 途中の休憩所で、大きなマンゴーと小ぶりのスイカを買い求めた。クマシには16時頃に到着した。スワメ・ラウンドアバウトで下車してから、少し歩いて部屋まで戻った。

 まず、トカゲの糞を拾ってから、ベッド・カバーにしていたポリエチレン・シートを拭いたり、バッグを洗ったり、洗濯の準備をしたりしていたら1時間ほど経ってしまった。

 5時過ぎに聖ルイス・カレッジのBさんのお部屋に行き、預かってもらっていたアクラからの荷物を受け取った。

20080602 月曜日

 朝、出かける前に空調のフィルターを始めて掃除した。砂埃だらけだった。

 7時前に実験室に行き、まず1時間ほどかけて掃除をした。1週間空けただけだが、クモの巣がかなり増えているようすだった。机や側面の実験台はそれほど汚れていなかった。

 今日の肺と横隔膜モデルを作る実習の準備と並行して、人体解剖図実習用のトレス用紙を切る作業をしたり、エリック先生の電気回路授業の手伝いをしたり、コフィ先生に磁界の授業のヒントを教えたりした。

 今日の実習は少し欠席者があったが、出席者はみな真剣にモデルを作っていた。

 実習後、1時間ほど片付けと掃除をしてから、遊びに来た子供達とゴム動力飛行機を飛ばして遊んだ。

20080603 火曜日

 7時前に実験室に行き、掃除をしてからトレス用紙をA4サイズに切る作業をした。100枚ほど作ることができた。これまでに切り出したものと合わせて残りのクラスの実習には十分な量になったと思った。1・2時間目は、内臓の配置をトレスする実習、5・6時間目は肺と横隔膜モデルの実習だった。

 片づけをしている間に激しい雨がありとても涼しくなった。雨の間北風だったので、南側に面している実験室の扉から室内の砂埃などを掃きだすことができた。(逆風だと掃きだしても戻ってくるから掃き掃除をしたくない)

 部屋に帰るとレイチェルの友達のオリビアさんと彼女の男友達が遊びに来ていた。じゃまにならないように、しばらく散歩を兼ねた買い物に行った。

 夕方にまた降雨があったので、夜から朝にかけてとてもしのぎやすかった。

20080604 水曜日
 午前中にこれまでの実習記録作りを始めた。少したまっているが、早めに終わらせたい。

 レイチェルは編み込みをつけた頭を、時間をかけてシャンプーしていた。いつもは美容院にいくが、今回の編みこみは細くて軽いので自宅で洗えるらしい。それでも午前中一杯かかっていた。

 午後から二人で買い物に出かけた。実習用の豆電球、ミノムシ・クリップのついた電線、セロハンテープ、プライヤーをケジェティアの秋葉原で買った。それから、冷凍魚、キャベツ、ガーデン・ナスなども購入した。

 部屋に帰ってから実習用に買ってきた電線のクリップを付け直す作業をし、それからDC回路の基本の実習案作りをした。

20080605 木曜日

 実験室で7時から12時まで午後からのDC回路実習の準備をした。豆電球のソケットの数から作れる班は最大7班になることが分かった。電線を加工したら、テスターでチェックした。休み無しに作業したおかげで実習には間に合った。作業のかいがあって実習そのものは、とても順調に進んだ。

 実験室を掃除してから部屋に戻り、断水だったがバケツの水で水浴びをした。その後少し昼寝をした。

20080606 金曜日

 1時間目は7時から始まるがその10分前ほどからアセンブリーの終わった学生が集まり始めた。2週間授業をしなかったクラスだったので今回が肺と横隔膜モデルの実習だった。

 手短に説明をしてモデル作りを始めさせたが、説明をうわの空で聞いていた学生が多いらしく、少し手直しをさせながらモデル作りを進めた。

 授業中の課題にしていたモデルの作り方説明書をチェックするとこれまでで一番分かりやすい説明書があったので、感心した。

 9時過ぎから実験室の掃除と片付けをした。その後、ケネディ先生に頼まれた浸透圧の実験の準備をした。

 12時過ぎに部屋に戻り、インスタント・スープにトマト、キュウリ、タマネギを入れて食べた。レイチェルがPCに成績を入力する作業を進めてくれているのでとても助かっている。

20080407・08 土日PCリカバリー
 土曜日の午前中に、Ac○r社のPCでダマンゴ研修会の簡単な報告書や実習記録を作ったり、成績を入力したりしていた。英語版のOSでの成績入力作業が一段落したので、PCの電源を落とし日本語版のOSを起動しようとしたら、ソフトウェアがデータを参照しようとしたができなかったというエラー報告がすぐに表示されてPCは止まってしまった。英語版OSからデスク・チェックをしても修復しなかったし、日本語版OSをセイフ・モードで起動しようとしても同じエラーで止まってしまった。

 幸い英語版OSは問題なく動いたので、CドライブのデータをDドライブに移した。あわせて予備のPCと外付けHDにもBKを作った。それから半日かけてCドライブのリカバリーと業務に必要なソフトウェアのインストールをした。数週間前からエクセルやワードで予期しないレスポンスがあったのが不調の前兆だったのだろうか?

 リカバリーしたPCには、フリーの抗ウイルス・ソフトを導入したが、20MBあるウイルス定義ファイルをダウンロードしなければならない。このごろ無線ダイアル・アップ端末の接続速度が遅いのでダウンロードできるか心配だ。一度ネット・カフェにいかなければならないかもしれない。

 日曜日はPC作業をして、研修会報告書、実習記録3通を作ることができた。また手元にある成績資料も全て入力できた。ついでに健康診断一時帰国の書類、現地業務費関係の書類も作った。ただし、日のある時間の全てを費やしてしまった。

 15時から南アフリカ(現地時間17時)でガーナとレソトのワールド・カップ予選になるサッカーの試合があった。選手は長袖、観客はコートと帽子で防寒していて、とても寒そうだった。(ここでは想像できない)

20080609月曜日

 6時半過ぎに実験室に移動して、いつものように断水だったが、まずいつものように掃除をした。

 午前中に授業の準備をしていたらコフィ先生が、定滑車と動滑車の組み合わせ方を聞きにきたので、実物で説明した。

 学生の朝食時間に校長室に行って研修会報告書などを手渡した。また健康診断で一時帰国するための許可書の発行をお願いした。

 その後強い雨がしばらくあり気温がぐっと下がってしのぎやすくなった。  12時10分からの自習中にケネディ先生が来て、来週から3週間勉強のために不在なので一部代講してほしいとたのまれた。浸透圧の演示だけでよいらしいが、少しコマが多いので来週はちょっときびしいかもしれない。

 実習の後、簡単に掃除。それから遊びに来た小学生と少し遊んで部屋に戻った。

20080610 火曜日

 7時少し前に実験室に到着。掃除をしてから午前と午後の授業の準備をした。

 コフィ先生が交流(AC)の実演をしたいというので、いろいろな電圧の直流電源が交流から取れるトランスを箱から出した。トランスのケースを開けて低電圧のACが流れている箇所にミノムシ・クリップのついたケーブルをつなぎそれを電磁石に接続した。ACを流すと電磁石の鉄芯が振動することを実演してみせた。

 午前中の後半に直流回路の実習を一クラスだけ行った。どのグループも真剣に回路を作ったり、測定したりしていたのでびっくりした。

 午後の授業は学生の行事で中止になった。そこで一度部屋に戻ってからタウンに出かけた。

 タウンでプリンタのカラー・インク、鉛筆、色鉛筆、マーカー、セロハンテープ、ステイプラーとその針、プラスチックの箱、ナイジェリア製ラーメン、それとレイチェルの誕生日なのでバースデイ・カードなどを買った。半透膜実習用に透析膜かセロファン紙を買おうと探しまくったが見つからなかった。

20080611 水曜日

 授業の無い日だったが、エリック先生に彼の授業のビデオ撮影を頼まれていたので実験室に行った。エリック先生の授業時間に彼の教室に行くと、彼の大学の友人がすでに写真とビデオをかなり取っていた。そのため授業の後、エリック先生達に頼まれて写真とビデオをDVDに焼くことになった。(かれらのメモリー・カードにあったウイルスやトロイの木馬は自分のPCの抗ウイルス・ソフトウェアで駆除した)

 部屋に戻って少し休養してから、午後1時半頃に聖ルイス・カレッジ内のBさん宅に業務費の件でおじゃました。すごく暑い午後だったので、近距離なのに汗をかいた。

 夕方、頼まれていたDVDを焼いてから、オーム法則の実習用資料を作り、レイチェルに英語の点検をしてもらった。

20080612 木曜日
 6時半過ぎに実験室に入り、いつものように掃除をした。明日、事務所のSTさんが授業の見学に来る予定なので少し念入りにクモの巣をとった。

 それから水曜日に買った透明なプラスチックの大箱に化学天秤(宝石用天秤)を収納した。とにかく精密機器を埃から守らなければならない。さらに、放置していたその他の雑多な実験器具の整理をした。試験管を箱にしまい、エナメル線を巻き直し、理科のおもちゃの箱をひとつからっぽにして文房具と工具をしまう空間を作った。仕上げに、風で走る車を4台再生した。

 せっかく、オームの法則実習用の実験器具と印刷物を並べておいたが、午後は土曜日に投票がある模範学生(プリーフェクト)選挙運動のため授業が無かった。親切な学生が、みんなドミトリーに戻りましたと教えてくれた。そこで、片付けをして部屋に戻った。部屋に戻るとレイチェルはタウンから戻ってきたばかりだった、レイチェルはSTCターミナル近くの精肉店に行きソーセイジ、豚肉、冷凍チキンなどを買ってきてくれていた。

 それから、何人かの学生に頼まれた選挙用の顔写真入りのポスターを作った。

 夕方、Bさんが書類の仕上げのためにわざわざ聖ルイス・カレッジから自宅に来てくださった。

 夕食は、明日カレッジを見学するためにクマシに到着した事務所のSTさん、それとBさん、レイチェルとスウィート・ローズに出かけて中華を食べた。

20070613 金曜日

 6時半前に実験室に向かった。途中でWTさん(クマシ近郊の高校に配属)がカレッジに着いているとの電話を受けた。この日はSTさんとWTさんが授業の見学をしてくれる予定だった。WTさんは5時半頃には自宅を出たそうだった。STさんも6時半少し過ぎにカレッジにいらっしゃり、すぐに実験室に入った。

 学生は数人欠けていたが定刻の7時より5分ほど遅れて授業開始。簡易3D解剖図の実習だった。説明を一箇所飛ばしてしまったが、2時間の授業中、学生達がよく集中していたので感心した。実習中に数十分間強い降雨があり窓とドアをしめきらなければならないほどだった。

 授業の後、STさんWTさんを校長に紹介した。それから実験室に戻り、WTさんの授業の参考になりそうな教材を彼女に見せた。

 この日の予定が終了したので、STさんWTさんと事務所の車でケジェティア方面に向かった。ケジェティア前で渋滞に入ったので、自分とWTさんは降ろしてもらった。まず、WTさんにクマシの秋葉原を案内した。それから、サンブラ・ホテルまで歩いて行ってホテルのレストランで昼食をとった。レイチェルにはピザなどのテイク・アウェイを持って帰った。

20080614・15 土曜日と日曜日

 二日間に渡ってストローでグライダーの機体を作ろうとしてみたが、思ったものはできなかった。

 土曜日には、二月半ぶりにLPGを買いに行った。満タンにして14GHCだった。大統領が原油価格対策として石油製品や主要食料品を無課税にしてくれたおかげで前回よりも安く買うことができた。

 夕方から雨がひどくなり、めずらしく長時間降り続けた。この夜にサンブラ・ホテルで持たれていたホリデイ・スクールの打ち合わせには大事をとって参加しないことにした。

 事務所からSMSがあった。男性の隊員さんが交通事故にあって首都の軍病院へ移送中とのことだった。


 日曜日には、軍病院のICUから南アフリカへ緊急輸送されることになったとSMSがあった。心配だ。

 半透膜の代用品として幅の広いセロハンテープをチューブ状に加工し、浸透圧の実験ができるか部屋で試してみた。結果は不成功。でも、また挑戦しよう。

 昨日の雨と陽射しが弱かったせいか、あまり暑くならなかったのでしのぎやすかった。

20080616・17 月曜日と火曜日

 この週から3週間かそれ以上の間、セカンド・デグリーをとるためにカレッジを留守にする先生が多い。そのため今週は自分の担当授業の他に、2年の4クラスに浸透圧の演示をしなければならない。その実習用に先週タウンで半透膜を探したが見つからなかったので、実験室に入ってから代用品で実験ができるかいろいろ試した。結論としては、カレッジの倉庫で見つけた透析用チューブがまだ使えることが分かった。それで実験するととてもきれいな結果が出た。それから午後からの実習に備えて豆電球のソケット内をヤスリで磨く作業などもした。

 10時頃から今日の2年生の実習を始めたが、予行と同じようにうまくいったので助かった。実験の待ち時間中には、グラウンドで空気圧と水推進のロケットを学生と飛ばした。

 午後からは簡単なDC回路の実習。30人を7つに分けたうちのほとんどのグループは問題なく作業していたが、なかには生まれて初めて乾電池と豆電球をつないで回路を作るという学生達がいた。やっぱりやらせてみるものだ。

 夕方、カレッジの東側にあるガソリン・スタンド近くまで行ってデトロ、ロング・ライフ・ミルクなどを買った。アクオスさんのスポットの近くで子供達の写真を撮った。


 火曜日も7時頃に実験室に上がり準備開始。9時50分からの授業はオームの法則の最初の実習だった。電流計を並列につながないこと(Do not connect A-meter in parallel)という注意を何枚も書いて貼り出した。4種類の回路を作り計測と計算をする実習だったが、学生にはなかなか中身が濃かったようだ。ずっと質問攻めだった。

 午後からは最後の簡易3D解剖図の実習だった。途中から停電になってしまったが、学生達が真剣に図を描いていたので感心した。

 実習後に掃除。この日は朝から実習終了まで実験室の蛇口から水が出ていた。とてもめずらしいことだ。

 部屋に帰ってしばらくすると事務所から8月の教員視察団の日程に関する打ち合わせの電話があった。用件が済んでから南アフリカに輸送された隊員さんの具合を思い切って聞いてみた。命に別状がないことがわかりとてもホッとした。

 17時頃からしばらく雷雨があり、室内で温度が26度ほどまで下がった。しのぎやすかった。

20080618 水曜日

 6時半に実験室に入って浸透圧の演示用の顕微鏡や半透膜の準備をした。しかし学生はクラス討議があったせいか、7時からの1時間目には来なかった。9時50分からの3時間目には20名ほどの2年生がやってきた。月曜日と同じように原形質分離と半透膜を使っての浸透現象を見せた。この日は浸透圧の結果が出るまでロケット、カメラ・モデル、ゴム動力飛行機などで学生と遊んだ。

 12時までの空き時間に少し次の教材のサンプルを作ったが完成品はできなかった。

 部屋に帰ってからスナックを食べ、その後少し早いが水浴びと洗濯をした。それから長めの昼寝をして夕食はパンとスープだけにした。

20080619 木曜日

 昨日から断続的に断水がある。それでも、数時間で給水が再開されるのは助かる。ただし、水は薄茶色。

 6時半過ぎに実験室に行って、オームの法則の実習準備をした。それからストローと竹串で新しいサンプルを作り始めたが、今日も思ったできではなかった。

 学生が休み時間に遊びに来た時にゴム動力の飛行機で遊んでいたら、やしの木に引っ掛けてしまった。よく見ると木の上でパーツがはずれて、複雑に絡まってしまったようだった。

 この日の実習は12時10分から、でもかなりの先生がカレッジを空けていて、授業が飛び飛びでしかない学生達はほとんどが寮に戻ってしまっていた。そのため、少し定刻から遅れていつもの半数ほどの学生を対象に実習をした。

 実習の後、他の授業用に出しておいたカメラ・モデルやロケットで学生と遊んだ。なかなか楽しんでくれたようだった。

 最後に実験室を出て行った学生が、やしの木から風で落ちてきた飛行機をひろってきてくれた。

20080620 金曜日

 ここ二三日朝起きると痰が絡む。6時半に実験室に入ってDC回路の実習準備を始めた。実習用のマンガン電池が弱 ってきていたので、新しいものに交換して実習した。

 回路実習後、浸透圧の演示準備をした。そのあと、10時前から2年生対象に授業開始。この日は、水に漬けておいた新しい透析チューブを使ったが、結果は良好だった。実験の待ち時間にグラウンドでゴム動力飛行機とロケットを学生と飛ばした。

 後片付けをしてから12時頃に部屋に戻り水浴びと洗濯をした。  のどが痛く、だるかったので少し昼寝をした。

20080621 今日は夏至?
 朝ごはんを食べてからレイチェルは床のシートをクレンザーと漂白剤で磨き始めた。そこでこちらは、レイチェルが洗剤に漬けておいてくれたシーツとまくらカバーを洗った。

 この日は数分の停電はあったものの、断水が無く、水仕事は楽だった。しかし、日中のほとんどの時間インタネット端末が使えなかった。ディスプレイにSearchingと出るだけで、ネットワークを検出できなかった。夕方になってやっと復旧した。

 今日もストローと竹串でサンプルを作ろうとしたが、思ったものはできなかった。

 今日あたりが夏至だろうが、ここは赤道に近いので年間を通じて一日の日照時間に大きな差がない。太陽が最も北よりにあるので、このごろは少し涼しいのだろうか。

20080622 日曜日

 朝からまたサンプル作り、これまでより部品点数と部品の重さを減らしてグライダーを作った。胴体にしているストローと竹串の強度が弱いため、ゴム動力で回るプロペラを付けようとするとゴムの張力で胴体がしなってしまう。そのため、動力飛行はあきらめてグライダーにすることにした。迎角を少しとったので、ちょうど良いおもりをつけると20mほどは滑空させることができた。

 材料は、ストロー、竹串、糸、接着剤、ポリ袋、輪ゴム、おもりにした釘、セロハンテープ、絶縁テープだった。

 5時からガーナ対ガボンのワールド・カップ予選試合がアクラであった。先週ガボンで行われた試合でガーナは負けてしまったので、今日はTV局やファンの意気込みが違った。

 ガーナが2対0で勝利したが、最初の得点時には、2階でTVを見ていた学生達が大騒ぎしていた。サッカー・ファンのレイチェルは、まだ終わりじゃないから騒ぐなと下からどなっていた。

 夜にはヨーロッパ選手権の生中継がありスペインとイタリアの試合が放送された。延長戦でも決着がつかずPK戦でスペインが勝った。

20080623 月曜日
 7時前に実験室へ入り、掃除をしてからオームの法則の実習準備とグライダーの試験飛行をした。

 抵抗の電線を磨いたりしていたら、コフィ先生が直列・並列つなぎの時の抵抗値の計算について質問してきた。そこで、コフィ先生にオームの法則の実習シートを見せ、それに合わせて実際の計測をしてもらった。

 2時間目が終わり、そろそろ学生の朝食という時間に、アッセム先生が基本的な直流な回路のつなぎ方、電圧・電流の測定法、それに電磁誘導を2年生に見せてほしいとやってきた。いつ?と聞くと、今からだそうだ。すぐに30人ほどの学生が入ってきたので、学生に演示を手伝わせながら説明した。

 そろそろ自分の授業の時間と思っていた12時頃、またアッセム先生がさっきと同じものを見せてやってくれ!と駆けこんで?来た。そこで、また20名ほどの学生の前で演示をした。

 この日は、午後の授業前から停電になり3時頃まで続いたのがちょっと不便だった。

 実験室の掃除をしてから、少しアドミニストレーションに行き、それから部屋に戻った。掃除と洗濯と水浴びをしてからPC作業を始めた。

 17時過ぎから降雨があった。最初は弱かったが18時頃にはとても強くなった。19時には小降りになったが、暗くなっていたので、この日の買い物はあきらめた。

20080624 火曜日

 実験室で準備をしていたら、9時頃に学生を連れてくるから滑車のデモをしてほしいとアッセム先生がやってきた。そこで、実験室の屋根の下にある梁にいくつか滑車を吊るして準備をした。ところが、時間を過ぎても先生も学生もやって来なかった。授業時間が終わってから、すまない、あさってまたやってくれないかと言われた。

 10時頃から微生物の簡単な観察と、バイオヴューアのコンテンツ・チェックを学生にやらせた。そのクラスは、これで一通りの今学期の内容が終わったので、グラウンドへ行って遊ぶことにした。グラウンドでは、ゴム動力飛行機を3機飛ばしたり、空気圧で水を押し出して飛ぶロケットで遊んだりした。

 次の授業の準備をしていたら、日本のマンガの勉強をしているという青年がたずねて来た。彼と1時間ほど日本語やマンガ、日本の歴史について雑談した。

 午後からは簡単なDC回路の実習をした。
 
 14時半頃に実験室を出たが、とても疲れたので洗濯と水浴びをしてから少し昼寝をした。

 17時半頃から猛烈な雨があった。

20080625 水曜日

 7時頃にアッセム先生に実習の成績表を渡した。それを元に提出用の書類を作り直してくれるそうだ。助かる。

 9時に聖ルイス・カレッジに行った。Bさんとそこでお会いして、Bさんの壊れた炊飯器を持ってタウンに出かけた。4月に買ったばかりなのに焦げ臭い臭いがして使えなくなったそうだ。

 STCターミナルに近い購入店に持ち込むと、店長がいないので後でもう一度来てくれと言われた。そこで、二人で銀行に行くことにした。外貨預金のカウンターの前でいつものように小切手と旅券の写しのチェックを受けてからお金を降ろした。行員の方がBさんにガーナでの小切手の書き方を丁寧に教えていた。ドルに対してセディが値下がりしたらしく、いつもよい多いお金を受け取ることができた。

 それから近くのオポク・スーパーと野菜スタンドへ行って、日用品やビート、インスタント・スープなどを買った。

 電気店に戻ると、店長が居て、テクニシャンに修理させるので金曜日に電話を入れるように言われた。Bさんとは、近くの店でプリンタの価格などをチェックした。

 フリーザーが必要なBさんといくつかお店を回った。中国製の小さな電気洗濯機を170GHCで見つけたり(ただし洗濯だけ、脱水機能は無し)、小さな低タンク式の水洗トイレを見つけたりした。どちらも実用的ではなさそうだったが。

 手ごろな2扉式の冷凍冷蔵庫が見つかったので、Bさんは思い切って買うことにされた。配達サービスは無いので、荷台の大きいタクシーを拾って、冷蔵庫を運んだ。

 この日は一日曇り空だったのに、帰ってきたら汗びっしょりだった。

 掃除と洗濯をしてから水浴びをした。

 この晩も一降りあり、夜は涼しかった。

20080626 木曜日

 7時頃から掃除と実習の準備をした。まず滑車を軒下につり、微生物観察用の顕微鏡を準備した。それからグライダー用のパーツを少し作った。

 午後の授業だけだったが、一応の範囲は終わっているので、微生物像の確認、バイオヴューアのコンテンツ、それとサイエンス・トイにした。同じ時間帯にアッセム先生が滑車を学生に見せていた。

 授業のあと、教育実習中の男子3年生が借り出していた電池ボックスを持ってきてくれた。彼にはエナメル線だけで電池を並列につなげるか?と聞かれた。実際に作って見せてから、線をよく磨いて、端をコイル状にして極に押し付けるようにすることなどを伝えた。

20080627 金曜日

 来週から復習週間なので今日が事実上授業の最終日、しかしカレッジを留守にしている先生が多いので、授業へ集まる学生はあまり多くなかった。

 7時からの授業があったものの、顕微鏡標本などの観察と回路の実習に1時間ほど費やしただけで、学生を帰した。

 その後、鉄の比熱容量を測定する実験をして、その結果をコフィ先生に渡した。昨日質問された内容の返答として。

 実験室を片付けてから部屋に戻り。小さめのかばんをかけてタウンに出かけた。日曜日からアクラに行くのでSTCの乗車券を買うためだ。

 切符を買ってから、Bさんの炊飯器が直っているか聞くために電気店へ行った。店長さんの話ではまだテクニシャンから戻ってきていないとのことだった。

 カレッジに戻る途中で、漂白剤とワインを買った。

 部屋に戻ってから洗濯と水浴びをし、それからレイチェルと軽食を取った。

 少し長い昼寝をして、夕方からPC作業をした。アッセム先生が小テストを印刷してほしいとペン・ドライブをもってやってきた。自分のPCにそれを差し込んでから、ウイルスを調べると2つトロイの木馬があった。前回と同じように元のファイルは使えなくなってしまったので、スクラップ・ファイルからワード文書を復旧させ、それを印刷して手渡した。

20080628土曜日 ゴールデン・チューリップ・ホテル
 IGさんが昼食をご一緒にと連絡をくれていたので、アフリカズ・カップの直前に改装なったクマシ唯一?の四星ホテルへ行ってみることにした。

 朝、IGさんからSMSがあり、彼の任地では2日間停電が続いているので、携帯電話とPCを充電させてほしいと言ってきた。

 12時すぎに来られたIGさんの機材を充電し始めてから、3人でタクシーに乗ってBさんの聖ルイス校に向かった。Bさんと合流し、ホテルへ向かった。

 ゴールデン・チューリップ・ホテルの1階にあるレストランでは、昼のビュッフェ(バイキング)が一人26GHCだった。その他にもメニューがあるというので、サンドイッチとサラダそれと飲み物を注文した。IGさんはビュッフェ、Bさんは大きなハンバーグを注文された。

 冷房が適度に効いて、つくりの良い建物だったので快適だった。トイレも日本と遜色ない設備だった。

 部屋るとIGさんの機材の充電は終わっていた。IGさんがトロトロを拾うまで見送ってから、午前中に始めた書類作りを再開し、なんとかこの日のうちに終わらせた。夜は、明日から出かけるアクラ行きの荷造りをした。

20080629 日曜日 アクラへ移動
 8時までに、ベッドにポリエチレン・シートのカバーをかけたり、バケツの水に漂白剤を加えてそれらにもカバーをかけたりした。シャワー室兼洗い場にある排水口には紙を詰めておいた。

 8時半少し前にレイチェルと部屋を出て、タクシーでSTCのバス乗り場へ移動した。

 STC社は最近新車を60台購入し、今後は発車の遅延はありませんと宣言していたらしい。この日はその通り定刻に出発できた。道中も特に問題なく、15時頃にアクラに到着した。ただし、アクラの市街地に入る前に通る高架道路の建設箇所は、相変わらずの渋滞だった。

 STCの敷地内のタクシーは高額な請求をすることがあるので、レイチェルと荷物を持って大通りまで移動した。タクシーで、セントラル・ホテルに向かった。今回もITさんが部屋を予約してくださっていたので、無事チェック・インできた。

 この晩は、ホテルのルーム・サービスを頼んだ。チキンカレー、スパゲッティ、ジュースの夕食を食べた。

 夜、サッカーのヨーロッパ選手権決勝があった。ホテルの通信衛星テレビで開会前のショーから表彰式まで見ることができた。スペインがドイツに1対0で勝った。

 セントラル・ホテルのワイヤレス・インタネットは快調に使えた。

20080630月曜日

 7時50分にホテルを出て、事務所に向かった。タクシー代は3GHCかかった。事務所で郵便物などを確認してから、健康管理のTHさんとお会いした。それから、THさんの運転する車で事務所から数分のメドラボへ行った。今回アクラに来たのは、検査を受けるためだったが、メドラボは当地で最も信頼できる検査機関だそうだ。THさんは、次の仕事のために事務所に先にお帰りになった。

 まず、番号表をとってから、受付を済ませ、会計でお金を払った。それから検査室前の待合所へ行き、採血の順番をまった。この日は採血だけだった。結果は木曜日に受け取れるとのことだった。検査の後、すぐに建物を出た。

 検査に思ったよりお金がかかったので、タクシーで事務所の裏側にある銀行へ行った。何も記入していない小切手を1枚だけ持ってきていたので、それを使って少しお金を下ろした。

 事務所へ戻り、STさんにお願いしてカレッジで撮った写真をカラー・プリンタで50枚ほど印刷してもらった。快速プリンタだった。SBからは、これまで公用行事でアクラへ来ていた時の交通費などを受け取った。少しまとまった額だったので、そのお金でホテルの追加の滞在費を払うことができた。

 SBさんに日本大使館で日本入国査証の担当をしている方を教えてもらったので、その方に電話をかけた。とても親切にレイチェルの査証申請に必要な書類を教えてくださった。

 二人で一度ホテルに戻って、この日最初の食事をした。検査前には朝食をとらないように指示されていたからだ。食事の後、一人で再び事務所へ行った。この日は、着任して1年経過した10名の隊員さんの活動報告会があったので、それを聞くためだ。報告会では久しぶりにITさんにもお会いすることができた。

 報告会の後、ITさんとホテルに戻った。夕食は中華のファースト・フード店にITご夫妻と出かけて、スープとお酒のつまみ類を食べた。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送