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種々の方法が web site などで紹介されていますが、ここでは、上の写真のプルテウス幼生の育て方を紹介します。 なお、幼生の培養は室温で行いました。 |
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1 | 媒精(人工授精)用に波打ち際で海水を汲みます。 |
2 | 1の海水をろ過して、1リットルのビーカーに入れます。 |
3 | 植物用の液体肥料であるハイポネックスの原液をパスツールピペットで1滴だけ2に加えます。 |
4 | ビーカーを電磁スターラーにのせ回転子(攪拌子)を入れて、最低速度で攪拌します。 (毎分30〜60回位が良いそうですが、今回は、60回位でした。幼生は回転子にぶつかっても死にませんでした。 高価ですが、フロート式の回転子があるとよいのではないでしょうか。) |
5 | 幼生の餌となる珪藻を増殖させるため、ビーカーを20ワットの蛍光灯から約15センチメートルのところにおき、照明し続けます。 |
6 | 5と同じ時期にウニを人工授精します。 |
7 | 6がプルテウス幼生になったころに、数千匹程度の「元気な」幼生をビーカーに移住させます。 このとき顕微鏡で、ビーカー内の海水に珪藻が増殖していることを確認します。増殖していればOKです。 |
8 | 毎日、幼生以外の浮遊物をパスツールピペットで取り除き、ろ過海水を補充します。 培養開始直後は、数日おきに海水を半分捨てては、新鮮なろ過海水を補充します。 (当然捨てられる幼生は見殺しです。でも、海水を腐らせないことが重要です。多少の原生動物の増殖は容認しても大丈夫でした。) |
9 | 幼生の数が数百匹になる頃には、幼生を流さないように、海水と浮遊物だけをピペットなどで吸って捨て、新鮮なろ過海水を補充します。 ときどきは、ビーカーも洗浄します。 |
10 | 1週間に一度程度、ハイポネックスを1滴補充します(藻類の増殖にあわせて調整すればよいと思われる。) 辛抱強く世話をすると2ヶ月をすぎたころ稚ウニになかもしれません。 幼生が稚ウニに変態するにはチロキシンが必要だそうですが、幼生はチロキシンを餌から摂取するそうです。 くわしくは、文献で調べてください。 |
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