2008年9月と10月の日記 連絡先(e-mail)
2008年8月の日記

ガーナの記録は、更新頻度が少ないのでザンビア版とは日付が逆になっています

20080901
気孔にゴミ?が詰まっていて目のように見えました
実験器具の使い方 ケネディ先生の講義
草が伸びていたのでグランドに入るとこのとおり

 ケネディ先生が研修中の小中学校の先生に実験器具の使い方などを説明する授業をするので、その手伝いをした。

 事前に、ツユクサの気孔が見えるように顕微鏡を準備したり、よく使われる実験器具を並べたりした。

 何回かに分けて合計200人の先生方が来るといっていたが、せいぜい120人ほどだった。それでも実験室は人であふれていた。

 その後、研修中の先生方に文房具を売っている父親といつも一緒にカレッジに来ている少年と空気圧で飛ぶロケットをグラウンドで飛ばした。ひざまで草が伸びていたので、ロケットを回収にグラウンドに入るとズボンに草の種がたくさん突き刺さった。

20080902〜20081005 健康診断一時帰国
 9月2日にクマシを発って、アクラで一泊した。3日にガーナをエミレーツ航空で出国、4日の早朝にドバイに到着した。22時間もトランジットの時間があったので、航空会社手配のホテルで休憩。午後に4時間の市内見学ツアーに出かけた。日付が替わって5日の早朝にドバイを離れ、関西国際空港に到着。その後は国内線に乗って羽田へ移動した。羽田からはバスで滞在先に向かった。
ドバイの博物館 市街地
現在、世界で一番高い建築物 イタリアのベニスを模したホテル
旅行博覧会
9月20日 お台場東京ビックサイトで開催された旅行博を見学、ザンビアのブースにて
ザンビアのブースのお隣はガーナ
台北の体育学校の学生の演技に連れ込まれました
 
 健康診断は8日に済み、26日に結果を受け取った。

 一時帰国中には、予備のPC(2台)とカメラ、カレッジの顕微鏡用レンズ、文房具、衣料品、食材、薬などの買い物をした。

 10月4日に日本を発つ時に預けた荷物は二人分で約77キロだった。

 ガーナに戻る経路は行きの逆で羽田、関空、ドバイ、アクラの順だった。ただしドバイでのトランジットは2時間ほどだったので、行きよりもずっと短時間で戻った。ただし、約19時間機内にいたのでかなり消耗した。

20081005
 ドバイを定刻の午前7時半に離陸し、ガーナ時間午前11時40分にアクラのコトカ国際空港に到着した。今回の行程は、全て定時運行だった。

 旅行社のドライバーが空港の出口で待っていてくれた。さすがにガーナの日中は暑く湿気がきつかった。ドライバーにお願いしてSTC社のバス・チケット窓口に寄ってもらい明日の9時発クマシ行きのチケットを買った。

 この晩はセントラル・ホテル泊。4階の部屋だったため荷物は従業員の方に運んでもらった。夕食はIT夫妻と中華料理店で鍋料理を食べた。

20081006 クマシへ移動
10月4日 出国日なのに日比谷公園まで出かけてグローバル・フェスタを見学
10月6日 掃除をしてから荷解き

 ホテルを8時頃に出て、タクシーでSTCへ移動した。昨日少し追加で買い物をしたので、バスのトランクに入れる荷物は81キロになっていた。駐車場に停まっていた9時発のバスに荷物(ポーターにチップを2GHC、荷物の運賃に2.5GHC払った)を積み込んだが、まだ出発していなかった7時発のバスへ荷物を移し変えて出発した。7時発のバスを待っていたお客さんの一人はとても怒っていた。

 アクラを出るまでいつものように1時間ほどかかったが、14時半過ぎにクマシのSTCに到着した。タクシー(途中がとても暑かった)でカレッジに戻ると、我が家のあるナイト・ハウスは前庭?がペンキでデコレーションされていた。タクシーから重い荷物を出すときにすぐに学生が手伝ってくれたのでありがたかった。

 バーグラー・バーに着けてあった二つの南京錠をはずして部屋に入ったが、トカゲとゴキブリ以外の侵入者の形跡は無し、セキュリティの為にスイッチを切らずに出てきた蛍光灯は切れずに明々と灯っていた。空調、冷蔵庫(こちらも電源を入れたまま)、延長コードについているサージ・プロテクタも異常無しだった。

 それから、掃除に1時間半(デトロに漂白剤大活躍)、荷解きに1時間半かかった。この日は、断水・停電がなくとても幸運だった。

 掃除をしている間に雨が降り始めやがて豪雨になり2時間ほど続いた。

 夜、日本滞在中に購入したPCにワイヤレス・モデムのドライバとプリンタのドライバをインストールした。

20081007
 朝晩は涼しくしのぎやすい。  昨晩のインストールはレイチェル用PCではうまくいかなかったので、午前中に、モデムのドライバだけ再インストールした。それから旅費清算書類準備、お土産の仕分け、キューバ会議中止の書類印刷をした。キューバで11月に予定されていた科学技術関係の一連の国際会議は8月にキューバを襲ったハリケーン被害により延期になってしまった。9月中にキューバからスペイン語の書類をメイルでもらってそれが分かった。インタネットでそのスペイン語を英語に翻訳してやっと内容が分かったのだが。

 校長先生や理科の先生に渡すお土産の入った袋を持ってアドミニストレーションに行った。校長は不在だったので、秘書に会議中止書類を提出した。

 校舎の方に行くと授業がすでに始まっていた。本格的には来週からで、この週の月曜日つまり昨日から今学期の予定説明などが行われていた。ケネディ先生に会ったので、お土産に買ってきた日本手ぬぐいを渡した。

 昨日電話で帰宅の連絡をしたBさんからPCの不具合を見てほしいと言われたので、午後に聖ルイス校内のご自宅までお伺いした。BさんのPCはCドライブが不良になっていて手持ちの材料では復旧できないことだけは分かった。(2時間もかけてそれしかわからなくてすいません。)

 この日レイチェルはタウンまで肉と野菜を買いに出かけた。暑かったので、戻ってきてすぐに水浴びをしたといっていた。

 夕刻、この日にスンヤニで行われた教員表彰式に出かけていたSTフィールド調整員がカレッジに寄ってくれた。彼はクマシ泊だそうだ。STさんに、旅費の清算用書類を渡し、来週の出張の際にマラリアの薬と業務費を持ってきてくれるようにお願いした。

20081008 PCの不調、実験室の掃除

 BさんのPCが復旧できない場合、自分のAC○R社PCを使ってもらおうと思った。そこで、PCの準備をしようと朝電源を入れると、キー入力を受け付けなくなっていた。しかも電源ボタンを押し続けてもスイッチが切れない!そうすると、コードを抜いてバッテリーが空になるまで待たなければいけないのかと思ってしまった。しかし、思い切ってバッテリーをはずして電源を落とした。

 結局この日は、以前から不安があったCドライブ使用を諦めて、Dドライブに英語版XPを入れたり、さらにDドライブにヴィスタを入れたりした。しかし、極端にキー入力が遅く、このままではただの箱になってしまう恐れが出てきた。最後にはリカバリー・ディスクで工場出荷状態にしたが、キーを受け付けない、電源が落ちないという症状は相変わらずだった。ところが、バッテリーをはずしたままで作業するとキー入力、電源のカットとも全く問題が無いことが分かった!そこで、明日には、まだ特別に問題の無いDドライブにヴィスタを入れることにした。

 この日は、実験室の整備もした。7時半頃から実験室の掃除を始め3時間ほどでなんとか片付いた。しかし水はほとんど出なかったので、漂白剤を加えて蓄えておいた水を使った。

 軽食を取りに部屋に戻ってからまた実験室に行って、校長に渡すレターの下書き作業をした。仕事をしていると学校帰りの子供達が以前のように遊びに来たので、少しゴム動力飛行機を飛ばして遊んだ。

 お土産は二人の副校長、コフィー先生、マイケル先生に渡すことができた。

 レイチェルが夕食にチキンのソースを作ってくれた、日本から持ってきたお米(5キロ)と一緒に味わって食べた。

 この日は午後、短い断水が2回ほどあった。(クマシに居るんだなと思った)

20081009 少し早起き

 9時頃に実験室へ行った。幸い水が蛇口から出ていたので30分ほどかけてバケツ6杯ほどの水を貯めて漂白剤を入れ腐らないようにした。

 その後、化学実験室の前で、フランク先生とアナフォ先生にお土産を渡すことができた。それからアナフォ先生の授業を見学した。サイエンス・コースのA組からD組が使っている完成したばかりのサイエンス・コースの建物で授業があった。新しい机と新しいイス、天井には点灯する蛍光灯と扇風機も備わっていた。アナフォ先生は今学期の生物分野の予定を説明していた。

 授業が終わってから、化学実験室の準備室で理科主任のフェリシァ先生に会うことができた。お土産を渡し、挨拶をしてから今学期の時間割をもらった。実習は来週から開始だそうだ。サイエンス・コースの1年生A組からD組(昨年度より1クラス少ない)の実習を受け持ち、月曜1実習(2時間)、火曜1実習(2時間)、木曜2実習(4時間)の合計週8時間になる。しかし、今学期はそれだけではなく、最大週10時間追加で2年生の実習が入るそうだ。これまでも同じようにサポートしていたのと、昨年度(2007/2008年度)に教えた学生さん対象で顔なじみだからそれほどの負担にはならないだろう(と思う)実習内容を知るために、フィリシァ先生の持っていた教授内容表のコピーをカメラでとらせてもらった。1年生の分は昨年と基本的に全く同じだった。

 午後にマスター課程の勉強から昨晩戻ってきたアッセム先生にお土産を渡した。彼はこちらが予想した通りに昼寝の後、彼のオペルを洗車していたので、いつも駐車している教員宿舎前で会うことができた。

20081010 銀行へ行きました ある信号機(ロボット)が変でした
 朝、アドミニストレーションまで上がって、校長室へ行った。校長にやっとお土産と事務所からの書類などを渡すことができた。

 その後部屋に忘れた財布を取りに戻ってからタクシーでアドゥーンにある銀行まで行った。今日の為替は1ドルが1.13ガーナセディだった。それから、漂白剤、チョーク、ストローなどを買った。タウンを歩いていると何箇所かに信号があるのだが、そのひとつが故障していた。数秒ごとに赤と緑が入れ替わっていた。車も人も信号に頼らずに自分の判断で交差点を渡っていた。

 カレッジに戻るためにタクシーをひろったが、ドライバーにウェスリー・カレッジと言ったにもかかわらず、途中から見当違いの方向へ走り出し、別のカレッジについてしまった。そこで行き先を再確認し、少し時間をかけて渋滞を抜け、カレッジに無事についた。ドライバーに実験室前で降ろしてもらったが、最初に交渉した料金の通りで追加料金は必要なかった。とても良心的なタクシーだった。実験室では、掃除と来週の実習用のストローの仕分けをした。

 部屋に戻るとレイチェルがスナックの準備をしてくれていた。ゆでたジャガイモ、卵、それにレタスとキュウリのサラダだった。

 午後、部屋までアナフォ先生がPCの操作について教えて欲しいと彼のラップトップを持ってやってきた。アナフォ先生のPCは、自分が日本で予備機のつもり(AC○R機は電源の問題があるので現在はメイン)で買ってきた製品と全く同じだった。ただし、ソフトウェアがたくさん入っているのとOSがヴィスタになっているところが違う。

 画像をパワーポイントに取り込む方法についてしばらく説明したら、すぐに飲み込んでくれた。

 夕方、日用品を買い物に出た。戻ってくると停電だった。でも1時間ほどで回復した。

20081011 土曜日
 朝起きてからウェブサイトを更新した。ネットワークが速かったので順調に作業できた。

 それから、目玉焼きとソーセージ、hot and sour soup、パンの朝ごはんを作った。

 食事が済んでから聖ルイス校のBさん宅におじゃましてPCを一台置いてきた。報告書などの作業に役立てばうれしい。BさんのPCはしばらく預かってデータが回復できるか試すことにした。

 実習に使うストローを昨日買ったものからもっと安価な製品に変更することにした。聖ルイス校から戻ってから、実験室に行って在庫を調べた。実験室は黒板周辺が汚れていたので、まず掃除をして(昨日貯めた水が役に立った)からストローを数えた。どうやら緑色のストローが足りないようなので、タウンまで出かけることにした。

 記録を見ると8月19日以来のタウンだった。ガーナに戻ってから既にタウンに出かけていたレイチェルが、タウンは以前より混在しているよ、と言っていたが出かけてみるといつものように蒸し暑く、埃っぽく、人が大勢いた。交通整理に出ている警官が目立ち、車の渋滞がそこここに見られた。

 インスタント・ラーメンとストローを卸していた店に行ってみると、ラーメンと発泡スチロールのランチボックスだけが山済みでストローは全く無かった。聞いてみると今は店に置いていないそうだ。そこで、ケジェティアとアドゥーン周辺を歩き回ってみたが見つからなかった。結局、昨日も買い物をしたアドゥーンの丘の上にあるオポク・トレイディングのスーパーで2000本の緑と青のストローを買った。

 行き帰りとも歩いたので、部屋に帰ってから洗濯と水浴びをした。テレビではセコンディからの中継で、ガーナとレソトのサッカー試合(ワールドカップ予選)が始まるところだった。始めてアクラとクマシ以外で行われた国際試合は、ガーナが3対0で圧勝した。

 電子メイル経由で西アフリカ統一試験の生物分野の問題が、隊員さんから送付されてきた。11月末までに解答例を作らなければならない。

 夕食は、肉じゃがだった。

20081012 日曜日
 午前中に明日の授業用のプリントを昨年の授業を参考に作りレイチェルに英文を点検してもらった。印刷までしているとなかなか時間がかかって、お昼過ぎまでPCの前に座りっぱなしになってしまった。

 午後から日本で買ったゴム動力飛行機セットを一袋開けて、一台組み立てた。その飛行機と昨日買ったストローを持って実験室に行った。少し掃除をしてからストローを実験室に置いてグラウンドに行き飛行機を飛ばした。この日は3回しか飛ばさなかったが、調整無しで見事に飛んだのでうれしかった。小学生くらいの少年達が数人見物に来てくれた。

 夕食は煮豆と、オムレツ、ツナサラダだった。

20081013 長い断水、年度最初の授業

 5時に起きたとき、水道の水が弱かった。そこであわてて空のプラスチック・ボトルなどに水を貯めた。

 6時半に実験室に行って、2008/2009年度最初の実習の準備を始めた。ストロー分子モデルの実習だったので、まず学生が使うストローの本数を決めるために、課題にしたモデルを実際に作った。それから、久しぶりに黒板に実習の指示を書いた。実験室使用上の注意も書き足した。

 授業の1時間ほど前に準備が終わったので、コフィ先生に質問された万華鏡を大急ぎで作ったり、壊れていた蛍光灯ホルダーの修繕をしたりした。蛍光灯とその支持具はたぶん自分の不在中の掃除の時に壊れたのだろう。支持具を別のホルダーから取ったものと交換し、修理は20分ほどで無事完了した。

 3時間目のほぼ定刻である9時50分から実習を始め、11時55分まで続けた。学生はよく集中し、ゴミも余りださなかったので感心した。それでも、今回の印象も"やらせてみるもんだ"だった。定規で長さを測ったことがないと思われるミスもあった。でも、次からは大丈夫だろう。

 実験室を片付けてから部屋に戻るとまだ断水だった。それでも貯めてあった水で水浴びをした。

 夕方、聖ルイス校のBさんから電話があった。PCから印刷できないとのことだった。先日AC○R機を持って行った時、プリンタ・ドライバを入れてなかったためだったので、Bさん宅にうがかうことにした。預かっていたBさんのPCは自分では修復不可能だったので、残念ながらついでにそのままお返しすることにした。

 プリンタ・ドライバを入れる作業はすぐに完了したが、Bさんのお宅も断水だった。でも普段から日中は水がでないとおっしゃっていた。

 部屋に戻ってからもう一度水浴びをした。まだ水が出なかったので、カレッジの大タンクまで水を汲みに行った。タンクの脇に住んでいる女の子(小学校前だと思う)がバケツを持ってくれて、水を汲み始めてくれた。水で一杯になったバケツはきっとそこ子よりも重いだろうと思った。満タンになった二杯のバケツを運ぼうとすると、男子学生が二人、さっとバケツを持って自宅まで運んでくれた。

 ビールを買いにもう一度外出するとちょうどたくさんの大型コウモリが北東の空に向かって飛んでいくところだった。

 レイチェルの作ったビーフ・カレーと煮豆の夕食が終わった頃、断水が終わった。30分ほど水を出しっぱなしにして水が透き通るのを待った。

20081014 火曜日

 朝トイレに起きたとき、水が弱かった。5時過ぎにはまた断水になってしまった。

 7時頃に実験室に上がり、今日の午後の授業と木曜日の授業のストローなどを準備した。この日は実験室にカが多く、退室するまでに7匹は殺した。虫除けをスプレーしてもしつこく寄ってきて困った。授業まで時間があったので、来週以降の蒸留や顕微鏡実習のために、化学室の倉庫からメタノールとエタノールを少し取り分けてきた。

 12時10分から昨日と別クラスの1年生の実習。内容は昨日と同じだが、少し説明に時間をかけた。それでも今日分かったのは、いくら時間をかけて説明しても"思い込み(自分の都合のよい解釈?)で作業をする"学生さんが何人もいることだった。実習の最後に分子モデルを提出して評価を受けるのだが、そうした学生は、指示した方法でモデルを作っていないので、たいていやり直しになる。今回はほとんど危険の無い分子モデル製作だったが、加熱したり薬品を使ったりする実習では、思い込みで動かれるととても危険だと思った。

 実験室を片付けてから部屋に戻った。レイチェルはアッセム先生の夫人とタウンに出かけていなかった。15時頃になって水道から水が出始めたので、食器を洗って水浴びをした。断水が回復してしばらく水を出しているととても水が濁ってくることが多いので洗濯は後回しにした。

20081015 水曜日
 この日の時間割には自分の授業がないので、部屋で過ごした。

 朝食の後にまずPCに分子モデル表示ソフト、百科事典ソフトのインストールをした。それから、ずっと整理していなかった道具箱の中身を全部出して1年ほど使わなかったものは全部廃棄した。

 来週以降の実習のために、昨年使った蒸留実習の資料と顕微鏡実習の資料をPCで確認した。午後には、一機ゴム動力飛行機を組み立てた。しかし降雨があったので、飛ばしには行かなかった。グラウンドの草の上は湿っているだろうから。

20081016 木曜日 長い断水と停電

 朝起きるとまた水が弱く、急いで貯めようとしても数分で止まってしまった。

 6時半頃に実験室に行って、日本から持ち込んだ教材類(顕微鏡のレンズや安い顕微鏡など)を実験室内にしまったり、今日の2クラス分の実習準備をしたりした。

 少しずつ来週の実習用器具なども準備し始めた。  実習は9時50分からの3・4時間目と12時10分からの5・6時間目だった。後の方になるほど蒸し暑く、汗をかきながら分子モデルを作っている学生もいた。  この日の日中は断続的にシャワーがあった。

 実習の片づけをしていたらBさんから電話があり、PCの電源が入らないとのことだった。Bさんのステップ・ダウン変圧器が加熱していたり、部屋に戻ってから自分のPCがADアダプターを受けないメッセージを出したりしたことから、一時的に電圧が高かったのだと想像した。幸い、高電圧の状態は1時間もしないうちに回復した。

 水浴びをし終わってもまだ水が出なかったので、水を汲みに行くことにした。でも、部屋を出てすぐに、洗濯していた分厚い胸板をもった男子学生が二つのバケツを受け取ってくれて、代わりに丘の上のタンクまで水を汲みに行ってくれた。戻ってきた学生は汗びっしょりだった。  6時頃に出張で近くに来ていたSTさんが部屋に立ち寄ってマラリア予防薬を届けてくれた。とてもありがたかった。STさんには校長が作ってくれた事務関係の文書の写しを渡した。

 野菜ソースでスパゲッティを食べようと夕食の準備をしていた。スパゲッティが茹で上がって、はい出来上がりという直前に停電になった。断水も停電もあるのはちょっとこたえる。久しぶりにロウソクの灯りで食事をし、食器を洗った。

 テレビもDVD再生機も使えないので、PCの電池がなくなるまでビデオを見てから横になった。

 灯火は無いのだが、窓を通して月明かりがあり、ロウソクを消しても真っ暗にはならなかった。夜中に長い雨があった。

20081017 金曜日

 朝になっても停電と断水は続いていた。この日には授業は無いのだが、来週の蒸留の実習と、ケネディ先生に頼まれている月曜日の顕微鏡観察の準備をしようと思って7時頃に実験室に上がった。

 途中で車を洗っているアッセム先生と立ち話をしたのだが、断水・停電とも理由が分からないとのことだった。

 断水が長引くと困るので、カレッジのグラウンドの横にあるミニマートでろ過した飲料水のパックを買った。500ミリリットル入りの袋が20個入ったパックを5つ求めて、4つは実験室にしまった。ひとつは部屋に持っていった。(自分で運んだパックはひとつだけ、残りは近くにいた男子学生が運んでくれた)

 1年ぶりに蒸留用の器具を組み立て始めたが、1年生の一クラス当たりの人数が最大37人に増えているので、実習セットを増やすことにした。そこで化学室で埃をかぶっていた丸底フラスコ、ガラス管、クランプ類を生物室に運び、それらの洗い物やガラス加工などをした。電気は9時40分頃になって回復した。(電気が回復したらSMSを送るようにレイチェルに頼んでおいたので、それで分かった)冷凍食材などが無駄にならずにすんだので良かった。水道も10時40分頃に復旧したと連絡があった。ただし実験室の水道はこの日も一日中出なかった。

 12時10分過ぎにある1年生のクラスから学生さんが来て、フリーなので(休講だから)何か授業をして欲しいと頼みに来た。まだ、実習の準備が終わっていなかったがストローで多面体を作る材料と道具を持ってクラスへ行った。学生さん達は、一度分子モデルで要領をつかんでいたので手際よく作業していた。1時間もしないうちにいくつもの正八面体と正二十面体ができた。

 実験室に戻ってだいたいの実習準備を終わらせた。帰りがけに遊びに来た子供達にいつものようにゴム動力の飛行機を飛ばせてみせた。ある少年がその後、歌をあなたのために歌いますと、自分の前で独唱してくれた。

 この日の日中は、昨晩の雨のためか空気が澄んでいて空がとてもきれいだった。そして陽射しが強かった。

 部屋に戻ると、水が出たおかげで洗濯と床掃除がきれいに済んでいた。水の量を気にせずに水浴びをした。

 5時半頃に近くまで買い物に出たが、空に黒い雲が広がり始めているのが見えた。6時ちょうど頃、大きな音とともに稲妻が光り、それまで点いていたテレビが突然消えた。調べて見ると冷蔵庫も止まっていた。寝室側の電気製品には異常はなかったが、テレビや冷蔵庫のある食事室側では3つある延長コードのうち2つでサージ・プロテクタが焼け焦げていた。冷蔵庫、マイクロウェイブ、携帯電話の充電器、テレビには異常はなかったが、事務所からの定時無線を聞く無線機は送受信ができなくなっていた。無線機の異常は屋外アンテナのせいかもしれないので、日が替わって明るくなってから調べなければならない。

20081018 延長コード購入
 5時の目覚ましの直後から、部屋のすぐ外で学生達が歌い始めた。今日はナイト・ハウスの男子学生だけでなく、女学生も一緒になっての大合唱?だった。カネや太鼓まで入っていた。

 昨日壊れた延長コードと水を入れたペット・ボトル、それに2機のゴム動力飛行機を持って7時から実験室に行った。朝から陽射しがまぶしい日だった。ボトルの水を使って雑巾を洗い、昨晩アッセム先生が使った後を掃除した。それから、実習用の板書のメモを作り、それを黒板に写しておいた。その後、グラウンドで飛行機を飛ばすととても快調に上昇し、ゆっくり降りてきた。

 一度部屋に戻ってから歩いてタウンに出かけた。これまでにTVなどを買った店まで行って、延長コードを二つ求めた。代金は28GHCだった。次にオポク・トレイディグでロング・ライフ・ミルク、ジュース、缶ビール、オーツを買い、店の横の野菜売り場でキャベツ、ニンジン、ピーマン、キュウリ、レモン、ネギを買った。荷物が重かったのでタクシーでカレッジに戻った。

 お昼に日本で買ったソバをゆでた。これでソバはお仕舞い、もし欲しければアクラの中華食材店へ行けばよい。

 アッセム先生から頼まれていた電磁気関係の学習資料をウェブから探して印刷して渡した。

 夜、実習の導入に使う小テストを作った。

 この日は、13時半から18時まで停電(明るいうちに夕食にしようと思い、急いで野菜カレーを作った)、14時頃から22時半頃まで断水だった。

20081019 日曜日
 ゆっくり起床。身支度をしてから無線のアンテナを調べた。外観は異常がないようだった。

 プロパンガスのボンベが空に近かったので、その頃ちょうど洗車をしていたアッセム先生に、スタンドまで行ってくれないか頼んでみた。快く引き受けてくれて、すぐに出かけることができた。ロイヤル・ガスのスタンドはタクシーなどで混雑していた。今日のガス料金は14キロで14.7GHCだった。

 遅い朝食をとってから、無線機の入っている棚を掃除することにした。レイチェルがトカゲの糞の臭いがすると言っていたからだ。無線機やバッテリーを取り出してみると、トカゲの公衆便所?であったことが分かった。使い捨ての手袋をはめて漂白剤で消毒しながら掃除をした。

 停電にならないうちにと思ってPC作業を始めた。小テストと評価用紙の下書きを打ち出し、レイチェルに点検してもらってから、明日の授業分だけ印刷した。また、今学期分の理科担当者の時間割をPCに打ち込み、印刷した。

 夕方、壊れて部屋で使わなくなった充電式蛍光灯を実験室に持っていくことにした。分解して使えるものを取り出すためだ。ついでにゴム動力飛行機も一台持って行ったので、途中のグラウンドで子供達と飛ばして遊んだ。

 午後は断続的に断水と停電があったが、夕食時にはどちらも回復した。今日の夕食は豚肉カレーだった。(これで日本から持ってきたインスタント・カレーは終わり)
20081020 月曜日

 6時半に実験室に向かおうとすると雨が降り始めていた。カサをさしてドミトリーの間を抜けて実験室に入った。すると、ほんの数分で雨は本降りになった。

 誰かが床掃除に使ってどろどろに汚れていた雑巾を洗う作業から始めた。雑巾を洗って(水が出ないので、飲み水のパックや雨水を使って洗った)いたら、カサを持っていなかった(当地では、たいていの人はカサをさしません)コフィー先生が、飛び込んできた。

 9時50分の授業の前に、実験台などの雑巾がけをしてから、実習と同じ条件での蒸留、プラスチック・ボトルを切ってビーカーの代用品づくり、アルコール・ランプの準備(昨年使った食紅の瓶を再利用)、追加の説明文作り、ケネディ先生の授業用の顕微鏡(日本で買った協和とオリンパスのレンズを3台のオリンパス顕微鏡につけた)と標本の準備、修理したゴム動力飛行機の試験飛行などをした。

 準備をしっかりしたのと、学生が注意を良く聞いたり、質問をしてくれたりしたおかげで、特別に危ないこと無く赤ワインを蒸留するの実習が終わった。予定より早く終わったので、加熱したフラスコなどが冷えるのを待つ間、グラウンドに学生と行って空気圧で飛ぶロケットで遊んだ。

 学生を帰してから、フラスコやビーカーを洗う作業したが、これも12時前には終わりホッとした。

 部屋に戻って机に向かっていたら、空調機につながっている安定化電源装置がリレーの作動音のような音を繰り返し始めた。電源装置のスイッチを入れたり切ったりしてもしばらく音が続いた。装置の前面の入力電圧計によると電圧が不安定で低くなったり高くなったりしていた。数分してやっと音が止まった。針の振れは無くなっていた。

 夕方買い物に出かけたが、欲しかったグリセリン、デトロ、白熱電球、インタネット用のプリペイド・カードが品切れや閉店のため買えなかった。  この日は停電、断水の無い一日だった。

20081021 実験室で水が使えた

 6時半頃に水を入れたペット・ボトル六個と道具類を持って実験室に行くと、水道から水が出た。しかもかなり勢いがあった。急いでバケツなどに水をため漂白剤を入れて長期保存できるようにした。

 簡単に雑巾がけをしてから、日本で追加に買い求めた空気圧で飛ぶロケット・セット、透析用チューブなどをしまった。今日は実習が1クラスだが、木曜日に2クラス続きで実習があるため、木曜の後のクラスの準備がしやすいように少し器具を補充することにした。化学室に行っていつものように埃をかぶっていた丸底フラスコ、ゴム栓、ガラス管、蒸発皿を見つけ、それらを生物室に運んで洗った。今日の汚れ物洗いは使い捨て手袋をしてやったので、あまり手が荒れなかった。

 空き時間のうちに、来週の1年生の実習用の予備実験をしてみた。休講のため遊びに来ていた2年生に手伝ってもらって雑草の葉をすりつぶし、葉緑素をマニュキア除光液で抽出した。それをろ紙にしみこませてから灯油で展開した。15分もかければ見事に色素が分離できることが分かった。昨年の蛍光ペンの色素より簡単で、鮮明なので来週はこれを採用することにした。この実習と2年生の実習のために、化学室の倉庫から、ろ紙、乳鉢、スライドグラス、プラスチック・ビーカー、平面鏡を持ってきた。いつものように自分が埃だらけになった。

 12時10分からの実習は学生が早めに集まったので12時から始めた。説明と実習は順調に進み約1時間で全てのグループが目的としていた蒸留物を得た。蒸留液を少量蒸発皿に入れて、その中に紙縒り(こより)を挿し込み、火をつけると勢いよく燃えた。

 後片付けをしている間にも水が絶えることなく使えたのでとても助かった。

 午後は暑かったので、部屋に戻ってから洗濯と水浴び。その後少し昼寝をしてから買い物に出かけた。

 葉緑素抽出用のマニュキア除光液、トイレとシャワー室用の白熱電球、蛍光灯の予備、デトロなどを買った。白熱電球は普段出かける近所の店にもタウンの大きなスーパーにもなかったので見つけられてホッとした。

 この日も停電、断水の無い一日だった。

20081022 日中は暑い

落雷で壊れたサージプロテクタ

 7時半頃に実験室に入りコフィ先生の授業を見学した。コフィ先生は予め実験室で授業をしてもよいかとわざわざ電話をくれた。この時間の内容はインプロヴァイゼイションだった。身近にあるものを利用して教材を作ることだ。

 話を聞いていると英語の言い回しがいろいろ聞けて参考になる。学生たちは一般コースなのでほとんどが女学生だった。自分の教材類も使ってくれたのでうれしかった。  授業の片付けの後、ガラス細工などをして明日の実習に備えた。

 次週のクロマト用に使えると思って倉庫から持ってきたインドのろ紙(今日は月ロケットがインドから打ち上げられましたが)は紙の漉きに著しい濃淡があった。このむらがクロマトに影響がないか実習前にもう一度ためさなければならない。

 この日は陽射しが強く、お昼前から暑さが厳しくなってきた。  ちょうど12時頃オブアシからIGさんが来て、来月の19〜21日に予定されている研修会の説明をしてくれた。出席の依頼状も持参していたので、校長室に行き自分の参加に関する校長の承認を得た。

 一度部屋に戻ってから、IGさんとサンブラ・ホテルに昼食に出かけた。  ゆっくり食事を取ってからIGさんとPC用品店をいくつか回ったが、陽射しがとても強く消耗した。IGさんと別れてからキャベツとニンジンを買ってカレッジにタクシーで戻った。すぐに洗濯と水浴びをした。

 夕方近くに買い物に行こうとカレッジの裏門に向かった。すると数m離れたところに長さ約2mの黒い紐のようなものが傾斜している道をすべるように移動しているように見えた。近寄って見ると、体長約1cmのアリによってできた行列だった。

20081023 木曜日

 6時半過ぎに部屋を出て実験室に入った。9時50分からの実習前にクロマトグラフィーの予備実験を繰り返した。しかし、使った植物が朝露でぬれていたり、水分が多かったりしたためか鮮明な結果が得られなかった。もう一度練習で試さなければならない。

 この日は2クラス続きで計4時間の実習があった。前半が終わった後で部屋の片付けや実験器具の組み直しをしたので少しあわただしかった。しかし、後半のクラスが前の数学の課題が長引いたので20分以上遅れて学生が集まりだした。時間がもったいないと感じた。

 冷凍庫にあったチキンを解凍して、夕食にカレーを作った。レイチェルが買ってきてくれていたニンニクとショウガを入れたらなんとか食べられるものになった。

20081024-26 週末
金曜日
 8時15分に部屋を二人で外出。携帯電話の電池(充電式のリチウム電池が約400円、信頼できるか?)、デトロ、消毒用アルコールなどを購入。お昼が近づくにつれて、どんどん暑くなってきた。

 ちょうど昼食時に部屋に戻った。インスタントの海鮮スープを濃いめに作って、乾燥ワカメと冷凍ネギを入れた。それにゆでたスパゲッティを入れるとなかなか食べられた。昨晩のカレーの残りもいっしょに食べた。

 少し暑さがやわらいだ夕方、実験室で来週のために予備実験をした。しかし、鮮明なクロマトグラフィーができなかった。失敗した可能性のひとつはろ紙の品質なのだが、それはまたまた確認しなければならない。

土曜日
 実習のまとめと来週用の資料を作ろうとPCに向かった。まとめは午後3時頃までになんとか終わったが、資料は作れなかった。PCのファイルを開く機能や文字変換に問題があるので、それが気になってなかなか作業が進まなかった。XPを上書きしたいのだが、OSを降格してもらった現在のマシンには、XPのプロダクト・キーが貼り付けられていないので、XPを修復できない。プロダクト・キーのあるヴィスタに変えてしまうと、現在使っているCDMA−1Xのモデムが使えなくなってしまう(インストールの方法が不明だから)ので、OSは変更できない。ウェブで解決法を探すと電話代がかさむのだが…

 ここ数日まとまった降雨が無く、空が乾季のように埃っぽくなっている。

20081026 日曜日 実習の準備
 9時から16時まで実験室で作業。掃除の後、使ったガラス器具などを壊れないようにしまうことからはじめ、石灰水をろ過して作る実験用の器具と薬品準備、クロマト用の抽出液・展開液・試料準備・ガラス管・予備実験、板書などをした。12時から遊びに来た男の子は自分が帰るまでいた。この日の葉の色素分離は比較的うまくいった。

 夜、実習用の課題を作った。停電に備えてもっと早く作りたかったが、実習内容を決定するのに時間がかかってぎりぎりになってしまった。

 夕食にレイチェルが煮魚を作ってくれた。

20081027 月曜日

 7時少し前に実験室に入った。昨晩数日振りに雨が降ったので、朝は涼しかった。

 実習のためにストロー、ゴム板、ろ紙(直径11cmに切り出した)の準備をしたり、倉庫まで乳鉢などを探しに行ったりした。倉庫から持ってきたのは、コルクのセット、植物組織のプレパラート・セット、小さめのガラス・ペトリ皿、凸面鏡、凹面鏡だった。一番必要だった乳鉢と適当な試験管立ては見つからなかった。そのため、足りない試験管立ては代用品で済ますことにした。

 9時50分から実習開始、説明をあまり把握せずに学生が活動し始めたように見えたが、終わってみるとなかなか鮮明なクロマトの分離結果が多く感心した。

 1時間ほど片付けをしたが、片付け切れなかった。13時から実験室を出て、14時までアナフォ先生の授業クラス(2年生)で神経系に関する簡単な実験をした。

 実験室に戻って貯めてあった水を少しずつ使いながら洗い物をした。

20081028 火曜日 また停電と断水

 6時半少し過ぎに実験室に入ると、水道から水が少し出ていた。急いで水を貯めながらついていると思ったが、後で考えるとぬかよろこびだった。

 今日と木曜日の実習用材料の作りだめをしてから、黒板に学生への指示を追加した。9時頃になって停電、そしてわずかに出ていた水も止まった。

 3時間目に昨日と同じように実習の手伝いに2年生の部屋に行った。ところが、授業の変更で今日は実習が無いと学生に言われた。しかたなく生物室に戻って顕微鏡の点検を始めた。ほとんどの顕微鏡が、チョークだらけの手で触れたり、接眼レンズの鏡筒側に指紋がついていたりと、この2ヶ月ほどの間に驚くような汚され方をしていた。それでも一台ずつ点検していき、一部レンズを交換したり、反射鏡を磨いたりすると実験室にあった8台は実習に耐えることがわかり安心した。ケネディ先生が使っている5台が戻れば13台が実習で使える。後1台は誰か先生が使っているらしい。

 12時10分から実習を始めたが、13時から全クラスで数学の試験とのことで途中で中断した。それでも全グループが石灰水を作ることと、その確認ができたのでよかった。

 後片付けをしてからも停電が復旧しないので、部屋に戻っても暑いと思い実験室でしばらく時間をつぶした。16時頃に部屋に戻ったが、停電と断水だった。貯めてあった水で水浴びをした。その後すぐにバケツで水汲みに行った。

 停電は17時前に、断水は18時頃に復旧した。

20081029 水曜日

 7時から神経の簡単な実習が入っていたので、朝起きてから急いで洗濯とアイロンがけをして出かけた。

 最初の実習が終わってから、倉庫へ行って試験管8本、使い捨てペトリ皿、カバーグラスを集めた。貯めて水を使ってそれらのあった洗い物もした。次の実習までさらに少し時間があったので、実験用雑貨を入れている箱の中味を整理して、3箱空き箱をつくった。それが終わった頃、フェリシァ先生が実験室に寄ってくれた。礼服用の白と黒のドレスを着ていた。聞くと姉妹が月曜日に亡くなったとのことだった。

 9時50分からもう一度同じ内容の実習をした後、12時には部屋に戻った。

 夜、アクラからの生中継で4人の主な大統領候補者のディベートがTVで放映された。

20081030 木曜日

 いつもより少し早く実験室に上がった。部屋を出てすぐにアッセム先生の車を調べているアナフォ先生達と会ったので、アナフォ先生に頼まれていた神経の画像の入ったUSBメモリー(ペンドライブ)を渡した。

 実習の前に、ろ紙の準備、いらなくなった教材類の処理(実験室の外で燃やしました)、試薬の追加などをした。

 作業中にアッセム先生が挨拶に来てくれた。彼に車のことをたずねると昨晩遠距離ドライブ中にタイヤが破裂して車が少し痛んだらしい、修理に出すと行っていた。

 実習は2クラス続きだったので、後半のクラスがすぐに始められるようにガラス器具などを前日から少し多めに準備しておいた。学生はよく集中していたと思った。

 実習後に、1時間半ほど後片付けと洗い物をしたが、この日は水が出なかったので貯めてあった水をかなり使った。その後、ケネディ先生に頼まれた回路の実習用に結線用のケーブルを準備した。

 部屋に戻ってビールを買いに出た。黒い雲が近づき、突風気味の風が吹き始めていたので、傘を持っていった。買い物からは、幸い小降りのうちに戻ることができた。

 断水だったので、バケツに貯めた水でいつものように水浴びをした。そのすぐ後頃から雨がとても強く降りだし、雷も伴った。念のため冷蔵庫などにつながっている延長コードをはずした。東からの風のせいで、東に面している窓やドアの隙間から水が床上に流れ込んだ。久しぶりの浸水だった。短時間の停電もあった。

 数十分して雨がやんだので、レイチェルが水をモップで取り除いてくれた。まだ断水だったので自分は近くのタンクまで水を汲みに行った。空を見上げると、大型のコウモリがたくさん北東に向かって移動中だった。

 断水は夕食中に回復した。

20081031 金曜日

 朝、メイルを調べるとSGさんから1月の実験ツアーのお知らせが来ていた。今年の1月には参加できなかったので、次回には是非参加したいと思っていた。すぐに参加希望のメイルを出した。

 この日、校舎の大部分がメソジスト教会の試験場だった。そのため1年生と2年生の一部はアセンブリー・ホールで自習のようだった。2年生のサイエンス・コースは一クラスを除いて新校舎を使っているため、通常授業が行われていた。

 午前中にケネディ先生に頼まれた回路の実験器具を準備した。またお昼前から実験室でも水が出始めたのであわてて水を貯めた。その後、12時10分から1クラスだけ2年生の神経の実習をした。

 夕食のおかずに近くのスポットまでチキンを買いに行った。あわせてジョフォール・ライスも買ってみた。レイチェルの用意した料理と一緒に食べた。ジョフォール・ライスはそれほど油とからみが強くなかったのでまあまあだった。久しぶりのガーナ料理だった。

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